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青少年読書感想文コンクール 定番作品

原稿用紙 約5.3枚分 

      青欧連載 星の王子様を読んでないけど感想文かいてみよう抜粋

「星の王子様」の感想文です。

「星の王子様を読んで(パターンC)」2008年_青欧連載の09年にまとめました)

 



 私がこの本を読むきっかけとなったのは、
 インターネットでオススメ本として紹介されていたからです。そこには、フランスの作家サン=テグジュペリが書いた童話で1943年に初めて出版され、全世界で8000万部、日本では600万部が売られているベストセラーと紹介されていました。

 私は最初は、気に求めていなかったのですが何となく気になり、インターネットで調べました。

 言葉も内容も一見簡単そうでいて、サン=テグジュペリの全生涯、全作品を核とし、しかも第二次大戦中の亡命先のアメリカで執筆されたという遺作とのこと。一つの話にいくつもの意味がこめられ、
「心で見なくちゃよく見えない。大切なことは目には見えないんだよ」など物語にかくされたメッセージを読み解く面白さがそこには書かれていました。

 私はより興味をもち、この本を読み感想を書くことにしました。

あらすじは次のようなものでした。

 たった一人でサハラ砂漠に不時着した飛行士である「ぼく」は自分の飛行機の壊れたエンジンを直してました。人の住む場所からは遠く離れているし、飲み水も残り少ない、そんな状況で眠っていると、夜明けにふと話しかけられて起きました。そこには星の王子さまが一人立っていて、「ぼく」にあるお願いしました。
 王子様の星の話、そこでの生活や、星を出た経緯、自分の星を出てから立ち寄った星で出会った大人たちの話、それに関する王子の考えなどを話し、愛とは、友情とは、大切なものとは何か、だんだん分かっていく話でした。

 王子の星は家ほどの大きさで、そこには3つの火山と、根を張って星を割いてしまいそうになるバオバブの芽と、よその星からやってきた種から咲いた1輪のバラの花がありました。
王子はバラの花を美しいと思い、大切に世話していました。しかし、ある日バラの花とけんかしたことをきっかけに、他の星の世界を見に行くために旅に出ました。

王子は他の小惑星をいくつか訪れるが、そこで6つの出会いがありました。
それは、
「自分の体面を保つことに汲々とする王」
「賞賛の言葉しか耳に入らない自惚れ屋」
「酒を飲む事を恥じ、それを忘れるために酒を飲む呑み助」
「夜空の星の所有権を主張し、その数の勘定に日々を費やす実業家」
「1分に1回自転するため、1分ごとにガス灯の点火や消火を行なっている点燈夫」
「自分の机を離れたこともないという地理学者」

といった、どこかへんてこな大人ばかりでした。6番目の星にいた地理学者の勧めを受けて、王子は7番目の星、地球へと向かいました。

 地球の砂漠に降り立った王子は、まずヘビに出会い、その後、王子は高い火山を見、数千本のバラの群生に出会いました。

 自分の星を愛し、自分の小惑星の火山とバラの花を愛おしく、特別に思っていた王子は、自分の星のものよりずっと高い山、自分の星のバラよりずっとたくさんのバラを見つけて、自分の愛した小惑星、火山、バラはありふれた、つまらないものであったのかと思い、王子は泣いてしまいました。
泣いている王子のところに、キツネが現れ、悲しさを紛らわせるために遊んで欲しいと頼む王子に、仲良くならないと遊べない、とキツネは言いました。

 キツネによれば、「仲良くなる」とは、あるものを他の同じようなものとは違う特別なものだと考えること、あるものに対して他よりもずっと時間をかけ、何かを見るにつけそれをよすがに思い出すようになることだという。これを聞いた王子は、いくらほかにたくさんのバラがあろうとも、自分が美しいと思い精一杯の世話をしたバラはやはり愛おしく、自分にとって一番のバラなのだと悟りました。
 キツネと別れるときになり、王子は自分がキツネと「仲良く」なっていたことに気付きました。

 これを読んで、仲良くなることは、あるものに対して他よりもずっと時間をかけ、他とは違う特別なものになることと思いました。


 別れの悲しさを前に「相手を悲しくさせるのなら、仲良くなんかならなければ良かった」と思う王子に、「黄色く色づく麦畑を見て、王子の美しい金髪を思い出せるなら、仲良くなった事は決して無駄なこと、悪い事ではなかった」とキツネは答えました。
別れ際、王子は「大切なものは、目に見えない」という「秘密」をキツネから教えられました。

 正直、難しい話ですが、すべて読み終わったあと、なんともいえない感じが残る本でした。
 初めて読んだ時にはなにも感じなかったですが、印象の深いページを何度も何度も読み返してみると、実は簡単そうに見えるこの本の深さが少しづつ分かってきた気がしました。

 ごくありふれたもの、いつも水や空気のようにあるものの中に、大切なものがあるんだなぁと思いました。また大切なものだからこそ埋もれやすいものと感じました。

 読めば、読むほどいろいろな発見があり、面白かったと思います。

 また、大人になってからこの本と再会したとき、同じように発見があり、また同じように大切な何かをこの本から学べるような気がしました。

 心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないという言葉を信じて、また王子さまとの再会に備えて、自分の心を育てようと思いました。