第35回 青少年読書感想文コンクール 応募文書
応募区分 小学高学年 第5学年 原稿用紙 約3枚分
※ 小学年高学年に使用する漢字で書いてます。学年で習った漢字は書き直すこと
ポプラ社 子どもの伝記「ライト兄弟」の感想文です。
「ライト兄弟を読んで」(当時の文章を2005年1月修正)
この本を読もうと思ったきっかけは「最初はどのような考えで飛行機を作ったのかな。今とむかしの動力は同じかな。」と思ったからです。ライト兄弟の兄ウィルバーは、読書とスポーツずきで弟のオービルはいたずらずきでしたが二人とも小さい時から工作が得意でした。その上、兄弟のお母さんが自分で考え、工夫して作る事の大切さを教えてくれたのが、あとで発明に役立ったのだなと思いました。
ライト兄弟が生まれたころは、じょう気機関車や電話が発明され科学が大きく進歩した時代でした。そのためにライト兄弟も小さい頃から新しい発明に興味をもっていました。
ウィルバーが十一才、オービルが七才の時に、兄弟のお父さんからもらったおもちゃのヘリコプターが、二人の大空を飛びたいと思ったゆめの第一歩でした。
ライト兄弟のお母さんは、二人の高校時代に死にました。そして「自分の運命は自分できり開いていけ。」と教えてくれたお母さん教えを守り二人で力を合わせ、仕事にむちゅうになってすごしてきました。始めに印刷屋、次に自転車屋をやっていました。どちらも研究熱心なため、成功しました。そして二人が最初に空を飛びたいと思ってから十年後、グライダーで本当に空を飛びたいと思い、図書館や博物館からいろいろな本をかりて研究をつづけました。大学に進学せずに、科学者の書いたむずかしい本を何冊も読んで勉強をするなんてとてもすごいと思いました。
グライダーを作るときに、子供の頃に作ったソリやタコの安定性や、大人になり商売で作った自転車のそうじゅう性の知識が大変役にたったと思います。ライト兄弟はグライダーでは満足せず、風のないときも飛ぶエンジンのついた飛行機にちょうせんしました。そして一九〇三年十二月十七日にとうとうエンジン付の飛行機が飛びました。
飛行時間十二秒、きょりは三十六メートル。これが人間が自分の力で大空を飛んだ第一歩でした。
ぼくはこの本を読んで、なにごとも興味をもったら、それにかんけいのある本をできるだけ読むこと、そして自分で工夫して最後までやりとげる大切なことの大切さを知りました。そしてライト兄弟は、お母さんの教えを守り兄弟が力を合わせてがんばったのでゆめがじつげんしたのだなと思いました。
今はプロペラではなく、ジェット機の時代でより遠くに、より速く飛ぶことができます。ぼくは、何であの重たい飛行機が空を飛ぶのか不思議に思います。「ライト兄弟」を読んで、もっと勉強をして飛行機の仕組みを知りたいと思いました。兄弟が飛行機を発明して百年近くなりますが、今は空をこえ宇宙へ行く時代になってゆめのようだなと思いました。
さっそく次にどのような本を読もうか調べようと思います。